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支部長 安原武志 (2009−2012)


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支部長写真

 神戸は関西を代表する街の一つであり、西暦1180年の平清盛の福原遷都に始まる古い港町です。港町としての歴史は長く、江戸時代には朝鮮通信使が兵庫の津に上陸したこともあり、徳川幕府末期には神戸海軍操練所が開設されて、勝海舟、坂本龍馬が活躍したことでも知られています。

 また、明治維新後の初代県知事には伊藤博文が就任するなど、歴史のさまざまなエピソードに彩られた街でもあります。兵庫開港後は異国文化に開かれた数少ない街として発展し、旧居留地、神戸の異人館として今にその面影を伝えています。

 平成7年には阪神淡路大震災に遭遇し壊滅的な被害を受けましたが、復興への困難な道のりを今も辿っているところであり、受けた傷の深さを未だ癒せていない方々がたくさん居られることを忘れず、今後も引き続き震災復興に取り組むとともに、我々の身をもって学んだ貴重な体験を伝承する義務があると考えています。

 さて、近畿税理士会神戸支部は、兵庫県庁や神戸市役所があり商業地域も集中する神戸市の中心部でもある神戸市中央区に所在しています。

 税理士は、税理士法第1条に「税理士は、税務に関する専門家として、独立した公正な立場において、申告納税制度の理念にそって、納税義務者の信頼にこたえ、租税に関する法令に規定された納税義務の適正な実現を図ることを使命とする。」と、その使命が高らかに宣言されています。

 この、税理士が持つ社会的使命の実現に向けて、近畿税理士会神戸支部ではさまざまな事業に取り組んでいます。

 年金所得者や小規模事業者に対する、確定申告期における無料相談所への税理士の派遣を始め、税務相談センターの開設等、納税者の方たちに対する直接的な支援はもとより、あるべき税制への建議も積極的に取り組んでいるところです。

 また、会員向けには業務支援を重点施策と位置づけ、研修活動、研究活動に積極的に取り組むとともに、阪神淡路まちづくり支援機構、年金記録確認第三者委員会、家庭裁判所等へ専門委員を派遣し、税理士としての専門職能を通じた社会貢献に尽くしています。

インターネット社会の出現は、私たちの業界にも容赦なく変革を求めてきており、その対応も喫緊の課題となっています。課題は山積していますが、社会の変化には柔軟に対応しながらも、税理士の持つ本質的な使命を常に確認しながら地域社会に貢献していきたいと考えております。

 関係諸氏のご支援ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。